

平成24年度一覧
水力発電所
事業者名 | 発電所名 | 最大出力 (kW) |
最大使用水量 (m3/s) |
最大有効落差 (m) |
運転開始日 |
---|---|---|---|---|---|
宮崎県 | 祝子第二発電所 | 35 | 0.14 | 34.75 | 平成24年4月 |
山梨県 | 深城発電所 | 340 | 1 | 43.35 | 平成24年4月 |
富山県 | 庄発電所 | 190 | 5.4 | 4.55 | 平成24年9月 |
岩手県 | 胆沢第四発電所 | 140 | 1.9 | 9.9 | 平成24年12月 |
太陽光発電所
事業者名 | 発電所名 | 最大出力 (kW) |
運転開始日 |
---|---|---|---|
新潟県 | 新潟東部太陽光発電所(2号系列) | 1000 | 平成24年7月 |
平成24年度発電所運転開始状況
水力発電所
祝子第二発電所(宮崎県)
宮崎県の地域特性を活かした環境にやさしい再生可能エネルギーの普及・促進を図る一環として、 祝子ダムの維持流量を活用したマイクロ水力発電を導入しました。
最大出力は35kW と小規模ではありますが、天候に左右されることなく安定して発電を行うことができます。 運転中に化石燃料を使用しないため、地球温暖化防止やエネルギー自給率の向上に貢献しています。

深城発電所(山梨県)
相模川水系葛野川に洪水調節、取水の安定化、河川環境の保全や水道用水の確保を目的として建設された深城ダム (平成17年3月完成)の放流施設から、常時放流されている放流水の有効活用を図ることとし、 小水力発電普及のためのモデル施設の一つとして発電所を建設、平成24年4月から運転開始しています。
葛野川総合開発事業(山梨県、東部地域広域水道企業団)に発電参加し、 既設低水放流施設から最大1.3m3/sを分水し、バルブ室の下流側に設置する発電所において、 最大出力340kWの発電を行っています。

庄発電所(富山県)
庄発電所は、平成24年9月に富山県企業局としては2ヶ所目の農業用水路を利用した小水力発電所として竣工しました。 庄川沿岸用水土地改良区連合が管理する用水路の未利用落差を活用し、最大出力190kWの水力発電を行っています。
また、電気棟内には、再生可能エネルギーや水力発電について理解を深めることができるよう発電機の模型やアニメーション、 パネルなどによる展示設備を設けています。

胆沢第四発電所(岩手県)
胆沢第四発電所は、岩手県企業局が管理する胆沢第二発電所の若柳堰堤 (取水設備)から胆沢川に放流する河川維持流量1.9立方メートル毎秒とかんがい用水 0.384立方メートル毎秒の合計2.284立方メートル毎秒を利用する小水力発電所です。
既存の施設に影響を与えないように、サイフォン管を利用して取水することや 発電放流停止時にも正常流量を流下できる代替の放流管を併設していることが特徴です

太陽光発電所
新潟東部太陽光発電所(2号系列)
再生可能エネルギー導入により、低炭素社会・循環型社会づくりを推進するため、 平成23年度に設置した新潟東部太陽光発電所1号系列(1メガワット)の隣接地に、 平成24年7月、1メガワットの同2号系列を増設しました。
いずれも積雪地域を考慮した設計となっており、 雪国において大規模太陽光発電所の事業化が可能なことを示すことで、 民間の新規参入を促す先導役として期待されています。
